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2/21(金) 国際セミナー 「熱帯林とCSR: 生物多様性と人権の視点から~パーム油と木材、紙製品~」【終了しました】

東南アジアの熱帯地域には広大な単一栽培のプランテーションが広がっており、そこから日本は、パーム油、木材や紙製品等を輸入しています。プランテーション開発によって、保護されるべき天然林の伐採、オランウータンを含む絶滅危惧種の生息地喪失や意図的殺害、先住民族や地域住民の土地権の無視と排除による土地紛争、取引に絡む汚職など多様な問題が起きています。

今回のセミナーでは、木材貿易に絡むリベート疑惑で海運会社が東京国税局から調査を受けるという一件が2007年にありましたが、この件について現地政府関係者の関与につき真相追及しているマレーシアの弁護士をお招きし、サラワク州政府の問題点や先住民族の土地問題についてご報告いただきます。

インドネシアからはオランウータンの保護に取り組むNGO代表をお招きし、パーム油開発が与える影響についてお話しいただきます。

また日本のNGOからは、日本との関係や役割について解説し理解を深めるとともに、パーム油プランテーション事業への銀行からの投融資の問題と、紙原料のための植林プランテーションの問題と取組についてご報告いたします。

日時: 2014年2月21日(金)13:00~16:00(12:30開場)

プログラム(予定)

開会挨拶、趣旨説明

林業土地開発における汚職の実態を暴いたビデオ「サラワク州の影の中で」(グローバル・ウィットネス制作)上映

報告①マレーシアからの報告「サラワクの問題:
脆弱なガバナンスが先住民族の権利にもたらすもの」
シー・チーハウ氏(マレーシア人民正義党 顧問弁護士)
コメント:三柴淳一(国際環境NGO FoE Japan)

報告②インドネシアからの報告
「パーム油農園開発からオランウータン生息地を守る」
ハルディ・バクチャントロ氏
(オランウータン保護センター代表)
コメント:中司喬之(熱帯林行動ネットワーク(JATAN))

休憩

報告③:パーム油プランテーション事業への日本の銀行投融資
川上豊幸
(レインフォレスト・アクションネットワーク日本代表部)

報告④:紙原料向け植林プランテーションの問題点と対応策
原田公(熱帯林行動ネットワーク(JATAN))

質疑応答
まとめ
◆逐次通訳つき。

場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
(国際交流館・第1ミーティングルーム)
東京都渋谷区代々木神園町3-1 TEL:03-3469-2525
アクセス:・小田急線各駅停車参宮橋駅より徒歩7分、・地下鉄千代田線代々木公園駅4番出口より徒歩10分
地図:http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

参加費:無料 定員:100名

申込:以下ホームページよりご登録ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b4f392a8283519

主催:国際環境NGO FoEJapan、サラワク・キャンペーン委員会、熱帯林行動ネットワーク(JATAN)、地球・人間環境フォーラム、メコン・ウォッチ、レインフォレスト・アクションネットワーク日本代表部

連絡先:
メコン・ウォッチ(TEL:03-3832-5034、event@mekongwatch.org)
地球・人間環境フォーラム(TEL:03-5825-9735)

※このセミナーは独立行政法人地球環境再生機構「地球環境基金」の助成を受けて開催されます。

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