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日本の熱帯木材貿易の歴史

 日本の熱帯木材の輸入は、1950年代にフィリピンから始まりました。1960年後半にピークに達した後、森林資源の枯渇から減少しはじめ、1986年にはフィリピンからの輸出は禁止されました。

熱帯木材丸太輸入量 その後、輸入先はインドネシアとマレーシアのサバ州に移りましたが、インドネシアは、国内の合板産業の成長に伴って1985年に丸太の輸出を禁止し、サバ州も、森林資源の枯渇に伴って、1993年に丸太の輸出を禁止しました。

 それに代わって増加したマレーシアのサラワク州からの丸太も、資源の枯渇や合板産業の成長に伴ない、1990年代を通して減少し続けましたが、現在でも最大の熱帯材丸太の輸入先です。

 また、1990年代にはパプア・ニューギニアからの輸入も増加し、現在もサラワクに次ぐ第2位の熱帯材丸太の輸入先となっています。このようにして、日本は、輸入先の木材資源が枯渇する度に輸入先を移してきました。

 熱帯木材は、大部分が合板に加工されて利用されています。合板は1980年代までは、丸太を輸入して日本の工場で生産していました。しかし、1990年代になると、丸太の輸入量が減少する一方で、インドネシアやマレーシアで生産された合板の輸入量が増加しました。1996年以降は、輸入合板の量が日本で生産される合板の量を上回るようになっており、現在では、熱帯木材の多くは合板の形で輸入されるようになっています。

現在の熱帯木材輸入先

日本の熱帯材輸入先 中国の木材輸入量が急速に伸びたため、世界最大の熱帯木材輸入国の地位は譲りましたが、日本は1999年まで数十年にわたって、世界最大の熱帯材輸入国であり続けてきました。

 現在の日本の熱帯木材の主な輸入先は、マレーシア、インドネシア、パプア・ニューギニアで、これらの3カ国で94%を占めています(丸太、製材、合板等の合計、2003年)。

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