木材貿易と森林 | |
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オーストラリアオーストラリアの森林は国土のわずか5%だけで、そのほとんどは、熱帯、亜熱帯および温帯域で見られるユーカリ類が占めている。熱帯サバンナ林と草におおわれた疎林を除く森林の大部分は、東部海岸地域のグレート・ディバイディング山脈の急斜面沿い、西オーストラリア州の南西部、オーストラリア南東部に位置するタスマニア島に存在し、オーストラリアの多様な生物の50%が森林に生息している。 公有地と私有地で共に用いられる主要な林業形態は皆伐で、森林はほぼ完全に伐採され、その後火で焼かれる。乾燥した地域においては、択伐が行われることもある。公有地では、およそ7万ヘクタールの森林が毎年皆伐され、私有地でもほぼ同じ量が伐採されている。伐採された木材は主に木材チップに加工され、そのほとんどが日本に輸出されており、三菱製紙、大昭和製紙、日本製紙、王子製紙、大王製紙などによって紙生産に利用されている。2000年には、およそ800万トンの木材チップが輸出されているが、それはオーストラリアの木材生産のおよそ70%を占めている。木材チップのための伐採は非常に評判が悪く、オーストラリア国民の80%が反対している。 中央政府の「国家森林政策」の下、いわゆる「地域森林協定」(RFA)は林業の規制緩和を行い、管理を各州に移管し、オーストラリアの森林を世界市場と自由貿易に開放した。規制緩和と引き換えに制定された「CAR保護制度」は、環境保護団体が十分と考えるほどには実行されていない。 オーストラリア中央政府と州政府は、「温帯・亜寒帯林生態系の保全と持続可能な経営に関するモントリオール・プロセス」に加盟している。地域森林協定に加え、ISO 14000シリーズの環境マネジメントシステムを用いる政府と企業は、オーストラリアの森林は持続可能な経営が行われていると世界に訴えようとしている。西オーストラリア州の研究者による最近の報告によって、オーストラリアでは持続可能な森林経営が行われていないことをオランダ政府は確信し、購入契約は取消された。また、英国鉄道は、同様の理由で400万ドル以上に相当する枕木の輸入契約を取り消した。 日本の団体の関連ホームページ:熱帯林行動ネットワーク「オーストラリアの森林」 |