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教材「パーム油のはなし2-知る・考える・やってみる!熱帯林とわたしたち」

表紙

内容紹介

私たちの身の回りは、海外から来た、だれがどのように生産したのかわからないモノであふれるようになりました。

スナック、お菓子、インスタント食品などさまざまな加工食品や石鹸、シャンプー、化粧品など多くの製品に使われている原料に、パーム油があります。パーム油はインドネシアとマレーシアを中心に、熱帯のアブラヤシ農園で大量に生産され、世界で最も安くて便利な油です。

一方で、パーム油の生産・加工では、熱帯林減少や森林火災を引き起こし、オランウータンやゾウ、トラといった絶滅が心配される野生動物たちの生息地を奪ってしまうことや、広大な面積のプランテーションを開発する際に地域住民と土地利用の問題で紛争が起きることもあります。また、農園開発後も移住労働者の強制労働や児童労働といった深刻な問題が起きていることが報告されています。

本教材では、パーム油生産地の今の問題をより現場に近いところから知ってもらうこと、そして私たち消費者がどのように関わっていけるのかを考え、問題解決にむけて自分ができることに一歩踏み出すためのアイデアをご紹介しています。

知って、考えて、動き出す。
世界にはパーム油以外にもたくさんの問題がありますが、私たちが動くことで状況を変えていけるはず。そう思えるような教材となっていれば幸いです。

ねらい

・アブラヤシ・プランテーションおよびパーム油の生産・加工・流通・消費過程と、そこで起こっている社会問題を知る。
・パーム油と消費生活とのつながりを知る。
・パーム油をめぐる社会問題について話し合うことで、考えを深める。
・問題解決のための行動を起こしている人たちのことを知り、行動への動機づけを行う。

目次

ワーク1 写真とパーム油の関係は?[写真を使ったワーク]
ワーク2 写真にタイトルをつけよう[写真を使ったワーク]
ワーク3 並べてわかる!パーム油のサプライチェーン[カードを使ったワーク]
ワーク4 パーム油が使われている商品を探せ![カードを使ったワーク&クイズ]
ワーク5 歴史から学ぶ開発と人権[カードを使ったワーク]
ワーク6 熱帯林開発と感染症[新聞記事を使ったワーク]
ワーク7 エッセイから知る人々のアクション[エッセイを使ったワーク]
ワーク8 考えてみよう!わたしのアクション[ブレインストーミング]
ワーク9 商品から調べてみるパーム油の利用状況[調べ学習]
ワーク10 学んだことのふりかえり[まとめ] 

価格・仕様

編集・発行:開発教育協会、プランテーション・ウォッチ
2020年7月、A4版48ページ
ダウンロード資料:写真9枚(A4カラー)
一般価格:本体¥2,000+税(図書館価格¥4,000+税)
会員価格:本体¥1,600+税
対象:小学校高学年以上
編集・執筆者:飯沼佐代子(GEF)、川上 豊幸(RAN)、坂本有希(GEF)、関 さおり(JATAN)、関本 幸(RAN)、中司喬之(JATAN)、三上 雄己(abovo)、八木亜紀子(DEAR)

購入方法

開発教育協会(DEAR)のウェブサイトよりご注文ください。

http://www.dear.or.jp/books/book01/5190/

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