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11/29(金)JATAN設立30周年記念イベント【第3回 NGO連続講座】西岡 良夫さん/ウータン・森と生活を考える会 「サラワクの違法伐採問題を振り返る」

2019年11月01日掲載

サラワク、カリマンタンで長年にわたって熱帯林保護の活動に取り組んでこられた西岡良夫さんからいただいた、講座に寄せたメッセージです。

ボルネオ・カリマンタンで2000-2010年に12%が消失
サラワク州は深刻で、2009年時点で保護区指定の未伐採森林は州面積の僅か3%。同州の未伐採森林の85%は保護下に置かれていない。ブルネイでは原生林が三分の二残っている。サラワク州では、メランティ(フタバガキ科)の森林の大半(約9割)をサラワク州政府は2008年までに伐採権を発給し、奥地の森林も既に伐採している。日本は、1970年代から2004年までサラワク州から丸太輸入国の1位であった。

インドネシアでの違法伐採・サラワクへの密輸の要因
1997年の熱帯材高騰で違法伐採が増加した。サラワク州元首相タイブの木材伐採認可・マネーロンダリング、サラワク企業のインドネシア領での木材事業展開等。1997-2006年にインドネシアからマレーシアへの木材密輸が進み、インドネシアの違法伐採は急激に増えた。

インドネシア・サラワクの違法伐採・密輸の仕組み
西カリマンタンからサラワクへの密輸ルートは88箇所、北東カリマンタンからマレーシア領のサバ、サラワクに続くルートは49箇所。大半が夜間に行われたり、検閲を掻い潜るなど、堂々と繰り広げられた。だが、インドネシア政府の取組みで違法伐採・密輸の摘発が行われ、急激に違法伐採が減少した。どのように密輸が減少したのか?

講演でお伝えしたいこと
・国境を越えた木材の違法取引に対してNGOはどう取組んだのか?
・ラミン停止キャンペーンの成功の秘密は?
・共同行動・目標・点検・情報交換などで重要なことは?
・ガーデニング、橋桁等に多く使用されるウリン(ボルネオ鉄木)の保護キャンペーンはなぜ中断されたのか?
・そして、2009年からサラワク木材企業の倒産!今後サラワク木材企業が歩む道はあるのか?

【プログラム】サラワクの違法伐採問題を振り返る
西岡 良夫さん/ウータン・森と生活を考える会

【日 時】  2019年11月29日(金)18:30〜21:00
開場:18:00 開演:18:30 終了(予定):21:00

【会 場】  日比谷図書文化館 セミナールームA
〒100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4

【参加費】  500円(JATAN会員は無料)

【申込み】  申し込みフォームまたはEメール(info[@]jatan.org)よりお申込み下さい。

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1) 2000年1月6日 サラワク州のセマタン(Sematan)への第1回目の違法貿易調査
前年にTelapakの亡きハプソロ(Hapsoro)氏らと講演会翌日に阪南港でシンガポールからの違法ラミンを発見した。サラワク州で違法取引しているだろうとセマタンへ向かった。写真は午前5時にインドネシアの旗を掲げた船がインドネシア材を運び入れたところ。

2010BetungKerifun 07-12 23.51.00-2
2) 2010年のベトゥン・クリフン国立公園(Betung Kerihun National Park)での違法伐採
Ta Ann, RH(Rimbunan Hijau), WTKら木材企業の西カリマンタン国境内での違法行為。伐採、そしてサラワクへの運び出し。写真の違法伐採は、2008年のラジャン川調査で偶然発見した。その後のルートはYayasan Titianに調査依頼した。同女性メンバーが身分を隠して木材キャンプで2週間働き、監視して写真を撮る。生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議のあった名古屋で冊子にこの写真を挿入。グローバル・ウィットネス(Global Witness)にコンタクトを取り、そこからTitianに問合せた。2011年からの国境密輸調査のきっかけをつくった。

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3) 国際熱帯木材機関(ITTO)との会合
ITTOは2000年まで違法伐採・違法貿易という英語を使っていなかった。1998年のバーミンガムでのG8でグリーンピースが暴露し、当時のブレア英国首相に働きかけた。元首相はそれを認めたが、ITTOの持続可能な木材経営は認証制度を中心にすると決議されていた。おかしいとウータンが呼びかけ、JATAN、JATAN名古屋、JATAN静岡などのメンバーも参加し、ITTO会場前で横断幕をひろげた。ITTOの事務局が来て「この行動を止めてもらいたい」と言われたが、「ITTO事務局長と違法伐採・違法貿易の話ができるなら、私たちはこの行動を停止する」と応じた。2000年11月8日、ITTO事務局長とNGO諸団体が初めて違法伐採・違法貿易について話し合うことになる。そこで1)のインドネシアからサラワクへの違法取引の写真を見せた。そしてITTOは調査する、と。ITTOも違法伐採・違法貿易について2002年から決議することになる。

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