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8/30(金)JATAN設立30周年記念イベント【第2回 NGO連続講座】『サラワクの風』を振り返る ー「森は命」とはどうゆうことか

2019年07月25日掲載

以下は講演者内田氏からのメッセージです。

「マレーシアのサラワク州では、森林伐採によって先住民族の生活が脅かされている」

1980年代の後半、このようなニュースが私の耳に入ってきた。

 その内容は、サラワク州の森林は商業伐採により猛烈な勢いで伐採されている。ボルネオ島の1億年以上の歴史を刻む熱帯雨林が、毎年、東京都の1.5倍もの面積が伐採されている。ということだった。
 貴重な熱帯雨林の生態系が破壊されることも問題だが、そこには森林に依存して暮らす先住民族の人々がいる。彼らは様々な森林産物に頼った生活をしており、森が無くなることは死活問題だという。
 先住民族の人々は、伐採を止めるために木材搬出用の林道を封鎖した。林道を封鎖することは違法とされ、逮捕されることもあるという。なぜ逮捕されることも辞さずに森林伐採に反対するのか。この人たちにとって森とはいったい何なのか。私はそれを知りたいと思いサラワクに向かった。
 そこで見たものは、彼らにとって「森は命」ということだった。樹木を切り倒し火を放つ焼き畑で農作物をつくる。野生動物を狩り食料とする。川では魚や貝を捕る。野生の果物や山菜、サゴヤシという澱粉の採れる木もある。家屋や船を作る木材。かごや敷物などの原料になる籐。薬や染料、明かりをとるための樹脂など生きるためのすべてが森から得られる。それが、かれらのまったくあずかり知らぬ力により破壊されている。
 私は彼らの生活を見ているうちに、森林とは、人間にとってかけがえのないものだと強く感じるようになった。森林を失えばそこに住む人々だけでなく、人類すべてが生きることができない。
 JATANを始め様々なNGOや市民団体がこれらのことを訴えてきた。だが、この30数年間、状況は悪化するばかりだ。私はこの30年近く、東南アジア地域の熱帯林消失の状況を取材してきた。この地域の熱帯雨林は急速に失われている。JATANの30周年記念にあたり、「森は命」ということをあらためて思い、この問題をどう解決していけるかを考えてみたい。

【プログラム】「サラワクの風」を振り返る ―「森は命」とはどうゆうことか
       内田 道夫さん/フォトジャーナリスト

【日 時】  2019年8月30日(金)18:30〜21:00

【会 場】  東京ウィメンズプラザ 第二会議室B
       〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F

【参加費】  500円(JATAN会員は無料)

【申込み】  こちらのフォームまたはEメール(info[@]jatan.org)にてお申込み下さい。

①上空から見た森林の様子。伐採道路により土砂崩れが起きている

①上空から見た森林の様子。伐採道路により土砂崩れが起きている


②伐採された樹木は巨大だ

②伐採された樹木は巨大だ


③森林伐採を止めるため、林道を封鎖した

③森林伐採を止めるため、林道を封鎖した


④プナン人は吹き矢で狩りをする

④プナン人は吹き矢で狩りをする


⑤伝統的な焼き畑は、森林破壊にはつながらない

⑤伝統的な焼き畑は、森林破壊にはつながらない

【参考】
内田道雄氏プロフィール
1962年埼玉県生まれ。週刊誌カメラマンを経て1990年よりフリーランスとして活動。これまで、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、パプアニューギニアなどの環境問題、少数民族の取材を行った。

著書
『サラワクの風』
『消える森の謎を追う』
『燃える森に生きる』

【連続講座第3回以降の予定】

第三回 サラワクの違法伐採問題はいま(仮題)
西岡 良夫さん/ウータン・森と生活を考える会
※2019年11月予定

第四回 サラワクの先住民(仮題)
トム・エスキルセンさん/サラワク・キャンペーン・委員会
※2020年1月予定

第五回 日本におけるサラワク材需要はどう変わったか(仮題)
三柴 淳一さん/国際環境NGO FoE Japan
※2020年3月上旬予定

第六回 ポリティカル・エコロジーで考えるサラワクの熱帯林問題(仮題)
金沢 謙太郎さん/信州大学
※2020年5月予定

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