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レポート「フローリングへと変貌する熱帯林」

要約
日本は世界のどの国よりも熱帯林に由来する合板の輸入が多い。その供給先のほとんどは日本の巨大な建設・住宅産業である。日本が輸入する熱帯材合板の半分は、ボルネオ島にあるサラワクから来ている。サラワクの熱帯林消失率は地球上では腐敗、不可逆的な環境破壊、違法性と言った問題が蔓延している。サラワクで生産されている木材のほとんどすべては自然熱帯林に由来している。2012年時点でサラワク州は、マレーシア全体の熱帯自然林からの木材生産のうち6割近くを占めていた。サラワクでは植林から生産された木材の海外輸出も増えている。しかし、そうした人口造林は熱帯自然林からの転換の結果であり、環境と社会に与える負のインパクトを伴っている。マレーシア木材製品の主要な輸出先市場はアジアだ。日本はその筆頭である。

レポート「Too Little Too Late」

要約
マーケット・フォー・チェンジ(以下、MFCと記す。)と熱帯林行動ネットワーク(以下、JATANと記す。)は2016年2月と3月にレポート、「フローリングへと変貌する熱帯林:日本の住宅産業が推し進めるサラワクの森林破壊と先住民からの土地収奪の実態」を発表した。わたしたちは、サプライチェーンを追跡する中で特定できたすべての購入企業にこれを送付するとともに、企業の担当者を対象に大阪と東京でセミナーを開催した。また、マレーシア・サラワク州に由来を持つ木材の調達に関わる問題について、多くの企業と会合を通して議論をおこなった。以来、そうした企業には然るべきコミュニケーション手段を通して関連する問題のアップデート情報を提供してきた。

今回のレポートでは、合板基材のフローリング製品のサプライチェーンに関わっている日本の企業をターゲットとしてきたわたしたちのキャンペーンについて評価をおこなっている。

サラワクレポート画像②
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FLOOR REPORT JPver

REPORT DRAFT JAPANESE_ページ_01
ダウンロードはこちら→TOO LITTLE TOO LATE REPORT JPver

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