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日本企業による石炭採掘開発事業に抗議して日本人活動家が樹上のプロテストを開始

オーストラリアNSW州のモールス・クリークにあるリアード州有林ではこの時期、多くの野生動物が冬眠期に入ろうとしています。この静穏な生息地の森をブルドーザーによる破壊から守ろうと日本人活動家の野田沙京氏は今月6日から樹上での抗議活動をスタートさせました。

リアード州有林は、日本の電源開発と伊藤忠商事が出資するホワイトヘイヴン社の石炭事業の拡張工事に伴って、皆伐の危機を迎えようとしています。沙京氏はモールス・クリークや、出光がやはり拡張工事を実施に移そうとしている隣接のボガブライ炭鉱を何度も訪問し、地元の農民や住民、活動家たちとともに開発事業がもたらす森林伐採や地下水枯渇に抗議の声をあげてきました。沙京氏は今回の抗議活動を前に語っています―「リアード州有林の冬季の伐採は言語道断だ。日本の企業が出資をしているホワイトヘイヴンのモールス・クリーク事業について、地元の人たちを助け、リアードの森を救うアクションを起こす責任が自分にはあると思っている」。

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沙京氏の近況や氏へのメッセージはFront Line Action on Coalのフェイスブックにアクセスしてください。

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